2008年07月01日

魚再棲塾2回目 その3

 さらに上流へ次は笹井堰を見学です。
 左岸からの眺めです。

P6290067.jpg この堰は通称笹井ダムと呼ばれています。
 農業用水取水のために作られたものでここから狭山地区の水田に用水が送られているそうです。
 立派な構造物です。
 歴史的景観xxx昭和の遺産とか言われそうなほど凄い造りだなというのが最初の印象でした。
 年月を経て堰下の河床が2〜3m掘り下げられているため、魚道の役割は全く果たしていないと最初に説明がありました。

P6290069.jpg 増水のため堰を超え、また魚道内を水が流れていますが、写真で分かるように魚道入口の段差が凄すぎます。
 致命的です。
 鮭のジャンプでも越えられまいと思います。
 そして何処が入口なんでしょうね。
 澪すじからも大きく外れています。
 澪すじ、この字で正しいか分かりませんが説明の中で、県の方がしきりに使っていた言葉です。
 堰を3つ見学してやっと言葉の意味がわかってきました。
 ここでは右岸が澪筋となるそうです。
 水流の主たる流れを言っているのだと思いました。
 堰の上には鵜がいました。
 渓流の魚止めの滝と同じ働きをこの堰はしています。
 堰下が掘り下げられ深くなっています。
 ここに魚が溜まるので良いえさ場になっているようです。
 ここの魚道を復活させるには、段差を小さくすることと、何処に魚道があるか認識させることです。
 段差が大きく堰そのものに改修を加えるのがここは難しそうです。
 こんな時は別の構造物を置けばいいんですと、工法の説明を受けました。
 箱状のもの、例えば風呂桶を段差に入れて固定するとか柔軟に安く作業をすることができるそうです。
 うう・・・・・ん。 目から鱗。
P6290070.jpg 最後に本郷取水堰の魚道を見学して本日の日程は終了です。
 ここの堰は飯能市の水道用水を取水しています。
 階段状の魚道でよく機能しているとのことでした。
 しかし、ここまで各堰にある魚道の作りを解説付きで見学して来たので、何処に不具合がありどのように改修していけばさらに性能が向上するか一目見ただけでわかってしまったようです。
 いろいろな改修案が現場で出ました。
 ここの堰は右岸の溜りが絶好のポイントだったそうです。
 アユが溜まりドブ釣りで入れ食いになるところだそうです。
 ここまで来ると川の雰囲気が変わってきました。
 近くに人家はありますが、渓谷の様相を示しています。
 魚道の入口が分かりにくいようです。
 間口を広く取るために側壁はいらないようです。
 皆さん、あそこの側壁を取って下からごろた石を積んで等々・・・・。
 活発に改修案を話されていました。
P6290072.jpg 予定では4時に終了解散でしたが、興味津津しっかり見学したため1時間オーバーで今回の塾は終了しました。
 浜野先生のお話でコストパフォーマンスという言葉が何度か出てきました。
 荒川から入間川最上流まで何箇所の堰があるか正確に把握していませんが、すべて完全に遡上できるとしたら。
 つまり昔の状態に戻ったらですが、放流なんかしなくとも魚はたくさん生息することと思います。
 完璧な魚道設置に投資することで放流資金が何年で元が取れるかと言われていました。
 水利権が複雑に入り組んで行政の動きも滞っているようです。
 せっかく県の農林部生産振興課が音頭を取ってこの塾を立ち上げてくださったので、先頭に立ってぜひ調査費が付くように概算要求を行ってください。
 国との調整も必要でしょうが県関係では土木、河川課、堰の管理をしている農業用水関係の担当課、利水の恩恵を受けている農業団体等々、思いつくだけでも関係先は沢山あります。
 よろしくお願いします。
 応援します。
 続きは次回
 

 



posted by jetpapa at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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